LIFE LOG(かけざんブログ)

【webライター】webライター検定3級 まとめ②



 

⑥情報ソースを確認しよう

(1)情報ソースとは?

情報ソースとは情報の発信源のことです。近年のネット上では身分や身元を明かさず簡単に情報を発信でき、情報の複製や転載、引用なども容易になっています。

そのため、電子掲示板やSNSなどの書き込みに対して別の利用者が「その情報のソースはどこですか」というように情報の引用元やオリジナルの発信源(一次情報源)を尋ねる場面がよく見られます。

(2)ネット上で発信されている情報の危険性

  • 誰が書いたものなのか分からない情報が多いため、無責任な情報が多い。
  • ネット上の情報をベースに上書き更新されたものが多いため、最初に発信された情報と変わっている可能性がある。
  • いつ更新されたのかが分かりにくいため、情報も古くなっている可能性がある。

(3)適切な情報ソース

  1. 取材、ヒアリング、有識者インタビュー: インタビューやメール、電話などで情報収集をする。
  2. 社内ドキュメントの転用:取材やインタビューが実施出来ない場合は、社内ドキュメントを活用してコンテンツを制作する方法がある。
  3. Webや関連書籍のリサーチ:なるべく公式サイトからの情報をとるようにする。
著作権のルールを守る

(1)著作権とは?

著作権は文化的な創造権の権利を保護する法律です。文化的な創造物とは文芸、芸術、美術、音楽などのジャンルに入り、人間の理想、感情を想像的に表現したもののことをいいます。

(2)著作権について

  • 著作物を創作した人が著作者となる。
  • 著作権は権利を得るための手続きが必要ない。
  • 著作権は著作物を創作した時点で自動的に権利が発生し、以後原則として著作者の死後50年後まで保護される。

(3)引用のルール

  1. 他サイトの文章を利用する場合は「著作権法」に定められたルールに従う。
  2. 事前に依頼者署などを送り許可を得る。
  3. 法律に関する留意点は状況に応じて法律部門などに確認する。

 

⑧校正について

(1)校正とは?

校正とは「文章に誤りがないかチェックし、修正すること」です。校正は正しい文章を書くために欠かせないものです。

誤字脱字や修正が多いとライターの信用に関わるため徹底的にチェックする必要がある。見落としがないように「自己チェック」と「他人の目によるチェック」を行うようにしましょう。

 (2)校正(自己チェック)の方法

  • 声に出して読む:文章の読みやすさやリズム、テンポの悪さをチェックする。
  • プリントアウトしてチェックする:パソコンの画面では読みにくいため印刷してからチェックする。
  • 時間を空けてからチェックする:時間をあけてチェックすることで間違いに気がつくことがある。
  • チェックリストを作成する:予め確認するポイントを押さえておくと効率よくチェックすることができる。
  • 文章校正ツールを使用する:無料・有料の文章校正ツールがあり使用する。

 

第2章 正しく文章を書けるようになろう

 

①情報を正確に書こう

商品名や数字など間違った情報を書くようにしましょう。誤表記が世間に出回り、企業の売上の損害につながる場合もありますので注意しましょう。

 

②正しい情報の取り扱いをしよう

近年では取り扱いに注意が必要な情報も増えてきています。著作権などに違反しないように、扱って良い情報を自分で判断できるようになりましょう。

 

③正しい日本語を使えるようになろう

(1)話し言葉と書き言葉

日本語は「会話をするときの言葉」と「文章に用いる言葉」に分類できます。そのため、文章を書く際は書き言葉を使用するように注意をしていきましょう。

近年では、話し言葉で書いても許される場合も増えてきてきていますが、それぞれの使い分けのポイントを学びましょう。

(例)

  • 話し言葉(です、ます、どっち、ちゃんと、でも、だけど、やっぱり、とっても、すごく)など。
  • 書き言葉(だ、である、どちら、きちんと、だが、しかし、けれども、やはり、非常に、きわめて)など

 (2)ら抜き言葉い抜き言葉

ら抜き言葉い抜き言葉は、会話ではあまり気になりませんが、文章ではNGです。近年では「ら」抜き・「い」抜きに対し違和感を覚えない人も増えてきているため注意が必要です。そのためビジネス文書内では、特に注意してチェックする必要があります。

(例)

○:今日の午後、打合せに来られるそうだ

×:今日の午後、打合せに来れるそうだ

○:書類に目を通しているから待って欲しい

×:書類に目を通してるから待って欲しい

 

 

 

第3章 読みやすい文章を書けるようになろう

 

①なぜ「読みやすい文章を書く」ことが大事なのか

文章は伝えたいことを確実に伝えるために書くものです。そのため最後まで読んで納得してもらえることが大事になりますが、読みにくい文章は最後まで読んで貰えません。読みやすい文章を書くことは、伝えたいことを確実に伝える為に必要になります。

大量の文字がずらりと並んでいたり、文章のテンポが悪いと最後まで読んでもらえないことがあるため注意が必要です。

 

②空白行を入れよう

大量の文字がずらりと並んでいると圧迫感があり読む気がしなくなります。空白行を入れることで、第一印象が良くなります。

空白行はパラグラフ(1つのテーマ)の間に入れると読みやすくなります。また、テーマが続いていても、文章が長く読みにくいときは入れるようにしましょう。

 

③見出し・小見出しを入れよう

見出し・小見出しを入れることで読みやすい文章を書くことができます。見出しを入れることで、メリハリのあるレイアウトになります。また、読書は見出しに目が止まり(アイキャッチ効果)、一目で概要がつかめるようになります。

(例)

  • 大見出し:タイトルなど(20ポイントの太文字など)
  • 中見出し:項目など(18ポイントの太文字など)
  • 小見出し:日時や費用(16ポイントの文字など)

のように見出しを入れるようにすると読みやすくなります。

 

④目次を入れよう

長文の場合は全体像が掴みにくいため、目次を入れるようにしましょう。目次を入れていきましょう。目次を入れておけば、読者は全体像が掴みやすく、一目見て読みたいところだけを拾い読むことができるようになります。また、Webサイトの場合、リンクさせておけば、読者は読みたいところにワンクリックで瞬時に移動(ページ内リンク、アンカーリンク)できるようにもなります。

目次を入れる場合は、段階構造が分かりやすいように、目次と見出しを一致させるようにしましょう。また、番号や記号など目次のルールを決めて入れるようにしましょう。

 

⑤体言止めでリズムをつくろう

 体言止めとは、文章の最後を体言(名詞)で終わる表現方法のことです。元々は和歌や俳句などで余韻を持たせるために使われる技法です。体言止めを使用することで、言葉を強調することができます。

(例)

  • 明日の天気は晴れ。
  • クライアントとの良好な関係を維持するために重要なのが丁寧なコミュニケーション。

 

⑥重複表現を避けよう

 重複表現とは、同じ意味の言葉を重ねて使うことです(二重表現とも言います)。同じ表現が繰り返し入っていると幼稚な文章に見えてしまうため、同じ表現を繰り返さないようにすることが大事です。

(例)

○:今日は頭が痛い。

×:今日は頭痛が痛い。

○:よそ見していて落馬する。

×:よそ見していて馬から落馬する。

○:A君に一任する。

×:A君に全て一任する。

○:1番に帰る。

×:1番最初に帰る。

 

 

第3章 分かりやすい文章を書けるようになろう

 

①一文一義で書くようにしましょう

一文一義のルールは大事なテクニックの基本です。一文一義とは「ひとつの文で一つだけ伝える」ことです。分かりやすい文とは、ひとつの意味にしか解釈できない文、誤解を生ませない文のことなので、一文が長いと頭に入らないことが多いです。

また、短い文は「ねじれ(主語と述語の結びつきが上手くいっていない」を起こしにくいことにも繋がります。

 

②箇条書きを使用しましょう

文章の中に箇条書きを入れて分かりやすくしましょう。箇条書きを入れると、視覚的に理解してもらえるので、情報を整理して伝えることができて、記憶にも残りやすいです。

箇条書きの作り方としては、項目の数は3~5個程度にしましょう。多くても7つ以下にするのが一般的です。(マジカルナンバー7)

 

③主語と述語、修飾語と被修飾語を近くに置く

主語と述語が遠くにあると分かりにくい文章になってしまいます。主語と述語を近くに置くことで「主語と述語のねじれた文」に気付き、修正できるようになることが大事です。

また、修飾語と被修飾語を近くに置くことも大事です。修飾語は、単調な文章を表現力豊かに飾る言葉ですが、作り方を間違えると混乱を招きます。文章はなるべくシンプルで分かりやすく書けるようにしていきましょう。

 

④肯定表現と否定表現を使い分けよう

基本的に文章は肯定表現で書くことが大事です。肯定表現の方がポジティブで分かりやすい文章になります。否定表現はマイナスなイメージになってしまうので、肯定表現に修正しましょう。

 

(例)

  • 肯定表現: ノルマを達成できれば、昇給できるぞ。
  • 否定表現: ノルマを達成できなければ、昇給できないぞ。
  • 肯定表現: 進捗を報告しつつ、ビジネスを進めてください。
  • 否定表現: 進捗を報告せずに、ビジネスを進めないでください。

また、一文に否定的な表現が、2箇所入っていることを「2重否定」と呼びます。2重否定も回りくどくて分かりにくい表現になるので避けましょう。

 

(例)

  •  2重否定: このレストランの料理は口に合わないことはない。
  •  2重否定: 読みやすい文章を書くことは難しくないこともない。

否定表現は普段あまり使われることはありませんが、危険事項、禁止事項の場合は、否定表現で強く書くことがあります。

 

(例)

  • 図書館ではお喋りしない。
  • バイクの乗り入れはしない。

 

⑤能動態と受動態を使い分ける

基本的に文章は能動態で書くことが大事です。能動態の方がストレートで積極的なため分かりやすい表現になります。

また、動作の主体が2つある場合は、能動態と受動態を使うようにしましょう。

(例)このボタンを押されると、画面が表示される

→ このボタンを押すと、画面が表示されます

 

 

さいごに

 

最後までお読みいただきまして有難う御座います。

Webライター検定3級は無料で受けることができますので、ポイントさえ押さえられていたら試験を受けてみることをお勧めいたします。自分の自信に繋がりますし、案件を受注するための実績にもなります。

私からお伝えしたいことは以上となります。

Webライターを始めたいという方の最初の一歩を踏み出す一助となれたら幸いです。

有難う御座いました。

 

 

 

著者について

 

著者名:かけざん

Webライターを初めて3週間でWebライター検定3級を取得。

ネット物販をしながら、Webライターとして活動中。