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【ITパスポート】請負契約について(ストラテジ分野)

 

請負契約について(ストラテジ分野)

 

 

契約の種類について

企業が経営資源の一つである人を活用するには、その人やその人が勤める会社と契約を結ばなければなりません。

企業が人を活用するために結ぶ契約には3つの種類があります。

 

  1. 雇用契約:雇用と支持を受けること(正社員、パート、アルバイトなど)
  2. 労働派遣契約:労働者が派遣元から雇用を受け派遣先から支持を受ける契約のこと。派遣先と派遣元との間で労働者派遣契約書という書類を作成し契約を結ぶ。
  3. 請負契約:発注者と受注者との間で請負契約書を作成して結ぶ契約のこと。

 

の3種類があります。

今回はこの中の請負契約について見ていきましょう。

 

請負契約の流れ

 

企業が請負契約でシステム開発を発注するときの流れを見ていきましょう。

 

「契約前の流れ」

 

①発注者は受注者にRFIを送る

RFI(情報提供依頼書):会社の実績や技術、経験などの情報を送るように要求する文書のこと

RFIを受け取った受注者はそれに応じるために実績や技術動向などをまとめて発注者に送る

③発注者はRFPを送る

RFP(提案依頼書):具体的なシステム設計や受注条件などを記載した提案書のこと。

RFPを受け取った受注者はそれに応じるために提案書を発注者に送る

⑤発注者はRFQを送る

RFQ(見積依頼書):見積もりを依頼する文書のこと。

⑥受注者は応じるために見積書を送る

⑦見積書を受け取った発注者が受注者と「請負契約」を結べば契約成立となる

 

「契約後の流れ」

 

①受注者は案件を開始する

②完成したら企業に納品して「納品書」を発行する

③納品物の確認後に問題なければ検収書」を発行する

④受注者が「請求書」を発行する

⑤受注者に代金を入金して契約終了

 

まとめ

  • 請負契約とは発注者と受注者との間で請負契約書を作成し結ぶこと
  • 請負契約前に発行される文書は「RPI、RFP、提案書、RFQ、見積書」など
  • 請負契約後に発行される文書は「納品書、検収書、請求書」など