クラウドコンピューティングについて(ストラテジ分野)
クラウドコンピューティングとは?
クラウドコンピューティングとはクラウドコンピューターシステムをネットワーク経由で必要なときに柔軟に利用することです。
システムとはハードウェアとソフトウェアの2つのことです。みんなが使用しているスマホをシステムの1つです。
画面の付いた本体をハードウェア、アプリなどのプログラムをソフトウェアと呼び、この2つでシステムが構成されています。
システムの処理形態
システムには「集中処理」と「分散処理」の2つの処理形態があります。
集中処理とは?
1台の大型コンピュータに複数の端末を接続して、端末から送られてくる全体の命令を1台の大型コンピュータが処理する形態
分散処理とは?
ネットワークで繋がれた複数のコンピュータが分担して命令する処理
システムにはこの2つの処理形態がありますが、近年では分散処理が主流となっています。
分散処理の身近な例として、webシステムがあります。
Webシステムではユーザの命令を、webブラウザ、アプリケーションサーバ、データサーバが分担して処理します。
分散処理の種類
分散処理はサーバをどこに置くかによって様々な種類に分類できますが、今回はその中の「オンプレミス」と「クラウドコンピューティング」について解説していきます。
オンプレミスとは?
オンプレミスとは社内の敷地に社内のサーバを置くことです。
オンプレミスではシステムを自社内で安全に管理できるため情報セキュリティ面で安全性が高くなります。
その反面、システムを自社で調達、運用、管理するため多くの費用が必要になります。
クラウドコンピューティングとは?
クラウドコンピューティングとは他社の敷地に置かれた他社の所有しているサーバを利用することです。クラウドコンピューティングはコストカットできますが、ユーザが具体的にどのサーバと契約しているか知ることはできません。
クラウドコンピューティング4つの特徴
①ネットワーク経由
クラウドコンピューティングでは、インターネットなどのネットワークを使ってコンピュータを遠隔で操作します。
一方、オンプレミスではユーザが同じ建物内にあ流コンピュータを操作します。
②ハードウェア、ソフトウェアを使用できる
クラウドコンピューティングにはハードウェア、ソフトウェア両方とも利用できる方式があります。
③オンデマンド
要求に応じることです。クラウドコンピューティングでは必要なときにサービスを利用できます。
反対にオンプレミスでは、施設の準備、サーバの設置、ナットワーク回線の接続などの用意に時間がかかります。
④スケーラブル
拡張性が高く、クラウドコンピューティングではシステムの拡張を迅速に行えます。
サーバのアクセスが多くなってその負荷に耐えられなくなったら、すぐにサーバの性能を上げたり、サーバの数を増やしたりできます。
また、必要無くなったらシステムの縮小も簡単に行えます。
まとめ
- クラウドコンピューティングとはクラウドコンピューターシステムをネットワーク経由で必要なときに十何二利用すること
- システムには「集中処理」と「分散処理」の2つの処理形態がある
- 分散処理にはオンプレミス、クラウドコンピューティングなどの種類がある
- クラウドコンピューティングには「ネットワーク経由」「ハードウェア、ソフトウェアを使用できる」「オンデマンド」「スケーラブル」などの4つの特徴がある