本日は演算子について学びましょう
・基本的な演算子
プログラミングでは%、++、+=などを使用して、割り算の余りだけを求めたり、
1だけ値を増やすといった様々な演算を行ないます。
このような何かの演算を意味する記号を演算子といいます。
主な算術演算子 | ||
---|---|---|
演算子 | 概要 | 例 |
+ | 加算 | 1 + 2 // 3 |
– | 減算 | 5 – 2 // 3 |
* | 乗算 | 3 * 4 // 12 |
/ | 除算 | 5.0 / 2 // 2.5 |
% | 剰余 | 5 % 2 // 1 |
+ | 文字列の連結 | “A” + “B” // AB |
++ | インクリメント | x = 1;x++; // 2 |
– – | デクリメント | x = 1;x- -; // 0 |
・インスリメントとデクリメントの違い
インクリメント演算子++とデクリメント演算子ーーは、ある変数の値を1だけ増やし
たり逆に1だけ減らしたりするときに使用します。
++n
--n
前に付けるのを前置、後ろに付けるのを後置といいます。この演算子を式の中で使用する
場合、前置と後置では働き方が違宇野で注意が必要です。
- 前置した場合:計算に使う直前に増減する
- 後置した場合:計算に使用した直後に雑言する
前置の場合
a = 0;
b = ++a +5
aの値に1を加算してa + 5を計算する。b =6、a =1になる
後置の場合
a = 0;
b = a++ +5
aは0のままa + 5を計算し後でaに1を加算する。b =5、a =1になる
・四則演算子
- 単項+、単項ーは変数にも使える 例 -a
- 余剰は割った余りを求める
- 余剰はdouble型にも使用できる
・文字越の連結
- +は文字列と文字列を連結する連結演算子としても機能する
- +は文字列の文字列以外の型の変数も連結できる
・加算と文字列連結の混在
・代入演算子
- =は右辺の値を左辺の変数に代入する演算子である(等号ではない)
- a = a + 1やb = b%5のような再代入ができる
- 複合代入演算子は再代入を行うための演算子である 例 a = a + 1 b = b%5
- 再代入される変数は予め初期化していく必要がある
- 複合代入演算子は型変換エラーが起こらない
- 代入演算子はa = b = c のように多重に使用できる
- 複合代入演算子はa += b += c のように多重に使用できる
主な代入演算子 | ||
---|---|---|
演算子 | 概要 | 例 |
= | 右辺の値を左辺に代入 | 1 + 2 // 3 |
+= | 右辺の値を加算した結果を代入 | i += 5 // 15 |
-= | 右辺の値を減算した結果を代入 | i -= 5 // 5 |
*= | 右辺の値を乗算した結果を代入 | i *= 5 // 50 |
/= | 右辺の値で除算した結果を代入 | i /= 5 // 2 |
%= | 右辺の値で除算した余りを代入 | i %= 5 // 0 |
&= | 右辺の値で論理積演算した結果を代入 | i &= 5 // 0 |
|= | 右辺の値で論理和演算した結果を代入 | i |= 5 // 15 |
^= | 右辺の値で排他的論理和演算した結果を代入 | i ^= 5 // 15 |
<<= | 右辺の値だけ左シフトした結果を代入 | i <<= 5 // 320 |
>>= | 右辺の値だけ右シフトした結果を代入 | i >>= 5 // 0 |
>>>= | 右辺の値だけ右シフトした結果を代入 | i >>>= 5 // 0 |