投資の基本を学ぼう
投資において最も不安なことは「値動き」でお金を失うことでしょう。そうならないために投資には基本となる3つのルールがあります。3つのルールには「長期投資」「積立投資」「分散投資」があります。
長期投資とは、長い時間をかけて投資を行うことです。最低でも15年以上の期間を運用することが重要です。短期間で相場を見ると、一時的な要因で大きく変動することがあります。しかし、長期間で投資すると値動きがならされます。また、増えたお金が新たなお金を生み出す福利効果が味方になります。福利効果を活用すれば、お金が貯まるスピードが増していきます。
積立投資はあらかじめ決まった金額を続けて投資することです。定期的にコツコツ投資していけば高いときに買ったり安いときに買わなかったりすることを防げます。さらに平均購入価格を下げる「ドルコスト平均法」の効果も得られます。
そして分散投資は値動きの異なる複数の資産に投資することです。こうすることで過度な値動きを抑えつつリターンを狙えます。投資先の地域を分散すると、成果はより安定します。
金融庁は、20年間の長期・積立・分散投資の結果年平均4%のリターンが得られると試算しています。必ず年平均4%増えると断言はできませんが、預金よりははるかに増やせる可能性が高いのです。